当院ではがん検診(肺がん、大腸がん、前立腺がん)を受けられます。
検診を検診を受けることができる期間は、本年度は、すべての検診で6月1日から10月31日までですのでご注意ください。
受診券は市町村から個別通知されます。受診券を忘れた場合は検診を受診できません。受診券を紛失した場合は、保健センターにて再発行可能です。
当院で行えるがん検診については予約不要ですので、受診券をお持ちになってお越しください。
当院で受けられるがん検診
■肺がん検診
肺がんは、我が国のがんによる死亡原因の上位に位置しています。
男女ともに40歳以上が検診の対象です。毎年定期的に検診を受けましょう。
肺がん検診は「胸部エックス線検査」を行い、人によっては「喀痰検査」も追加します。
・胸部エックス線検査
肺のエックス線の放射線による健康被害はほとんどありません。
妊娠の可能性のある方、妊娠中の方は検査を受けることができません。
・喀痰検査
対象者は50歳以上で、喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上の方です。
《自己負担額》
・胸部エックス線
69歳以下:1.100円
70歳以上:600円
・胸部エックス線+喀痰検査
69歳以下:1.700円
70歳以上:900円
■大腸がん検診
大腸がんは、我が国のがんによる死亡原因の上位に位置しています。
男女ともに40歳以上が検診の対象です。毎年定期的に検診を受けましょう。
大腸がん検診は「便潜血検査」で行います。
・便潜血検査
ご家庭で2回、便に混じった血液の有無を調べる方法です。2回の検査は別の日に行ってください。採取した検体は冷蔵庫または冷所に保存し、2回目の検査が済んだら速やかに病院に提出してください。
《自己負担額》
69歳以下:700円
70歳以上:400円
■前立腺がん検診
前立腺がんは、男性では患者数が多いがんです。
前立腺がん検診は、50歳以上の男性が対象です。
・PSA検査
採血で測定します。
《自己負担額》
69歳以下:1.000円
70歳以上:500円
がんは一定の大きさになるまでは発見できません。検診は定期的に受けてください。
検査では見つけにくいがんもありますので、全てのがんが検診で見つかるわけではありません。
検診結果で「要精密検査」となった場合は、その後必ず精密検査を受けてください。
がんでなくても「要精密検査」と判定されたり、放置しても死に至らないがんが見つかったために不必要な治療を受けなければならない場合もあります。また検査が苦痛であったり、合併症が起きる可能性もあります。しかしがん検診では、これらの低い確率で起きるデメリットよりも、がんで亡くなることを防ぐメリットの方が大きいことが証明されています。
